辻クリニック 
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健康診断で要再検査・要精密検査が出た方へ

すぐに対応することが大切です

すぐに対応することが大切です健康診断で要再検査・要精密検査の結果が出たときには、できるだけ早く受診するようにしましょう。
よく見られるのが「病気が見つかるのがこわいから」と検査を先延ばしにしてしまうケースです。病名をつけられるという恐怖、その先の治療期間のことを想うと、誰も良い気分にはなれません。お気持ちは痛いほどに分かります。
ただ、すべての病気やケガがそうであるように、検査を先延ばしにするメリットはありません。また、治療は早ければ早いほど、患者様の肉体的・精神的・経済的負担は軽くなります。
そもそも、要再検査や要精密検査になったからといって、必ずしも病気であるとは限りません。検査日にたまたま異常値を示したということは珍しくありませんし、病気の一歩手前で受診できたために生活習慣の改善で健康を取り戻した方もたくさんいらっしゃいます。
まずは、ご自身の身体の状態をしっかりと知って頂くためにも再検査・精密検査を受けに行きましょう。

再検査・精密検査を受ける医療機関について

再検査や精密検査は、最初に受けた健康診断や人間ドックと同じ医療機関でも、また別の医療機関でも受けられます。
別の医療機関で再検査・精密検査を受ける場合は、セカンドオピニオンとしての意見がきけるというメリットがあります。ただし、最初の検査を受けた医療機関からの紹介状が必要になりますので、注意が必要です。

再検査と精密検査の違いって?

健康診断や人間ドックで「要再検査」、「要精密検査」と告げられたいずれの場合も、“再度検査が必要”という点は同じです。しかし、以下のような違いがあります。

再検査

「要再検査」は、“数値に異常があったので、もう一度、前回と同じ内容の検査を受けてください”ということです。
異常値がその日の体調によるものなのか、それとも持続的なものなのかを確かめるために行われます。再検査でも異常が確認されれば、その原因を詳しく調べるための精密検査が必要になります。

精密検査

「要精密検査」は、“数値に異常があり病気が疑われるので、今度はその原因を見つけるための詳しい検査を受けてください”ということです。
原因の有無を確認し、必要に応じて適切な治療へとつなげるために行われます。精密検査の内容は、最初の検査で示された異常の種類や値によって異なります。

バリウム検査で引っかかってしまった…

バリウム検査では、X線を通さないバリウムの影を観察することで、食道・胃・十二指腸の病変を確認できます。
主に胃炎、ポリープなどの異常を指摘されることがあります。

胃カメラ検査をおすすめします

胃カメラ検査をおすすめしますバリウム検査で胃炎や胃ポリープの指摘を受けたときには、内視鏡で直接粘膜を観察できる胃カメラ検査を受けることをお勧めします。
胃炎の原因や、がん化の可能性があるポリープかどうかを正確に確かめることができます。その他、バリウム検査では難しいごく小さな病変の発見にも役立ちます。
当院では、ピロリ菌の除菌治療も行っております。また、鼻からスコープを通して楽に受けられる経鼻内視鏡をご用意し、すべての内視鏡検査を日本消化器内視鏡学会の専門医が担当いたします。
正確な検査により、皆様に安心をお届けします。

胃カメラ検査についてはこちら

不安な気持ちも相談することで安心につながります

不安な気持ちも相談することで安心につながりますときどき「この病気の症状が全部当てはまった」と深刻な様子でご相談に来られる方がいらっしゃいます。しかし、似たような症状でも、違う病気であるケースは全く珍しくありません。そして、人それぞれ感じ方にも差があります。ご相談にいらしてくだされば、対面してお話をして、症状を詳しくお伺いして、適切な検査をご提案することができます。一人でずっと悩んでおられる方は、原因も病名も分からず、辛い想いをされているのではないのでしょうか?

検査によって何らかの病気であることが分かったとしても、それはマイナスではなく、絶対にプラスであると思います。その病気に対する治療を速やかに行ったり、対策を立てることができるからです。はっきりとした方向性を示すことができれば、患者様はむしろホッとしたご様子を見せられます。そのため、私たち医療人の責任も重大です。当院では、院長を筆頭に、一人一人が誠実さをもって患者様と接します。
スマートフォン一つであらゆる情報が手に入る現在、世の中の空気として、「全部自分で決めなくちゃいけない」「情報はいくらでも手に入るのだから、全て自己責任」という認識が広がっているような気がします。しかし医療人と患者様は、そのような関係であってはならないと当院は考えます。
面と向かってお話して伝わる・分かる不安や希望、そういったものを軽んじることはありません。医師・看護師としての「正確な検査・診断を受けられる安心」「適切な治療を受けられる安心」だけでなく、一人の人間としての「話をきいてもらえる安心」を提供し続けることを、ここにお約束します。
どんなお悩みでも、どうぞお気軽にご相談ください。